2015年02月02日
その質問、会話広がる?終わる?
こんにちは。
若林かおりです。
昨日、美容院に行きました。
美容師さんというのは、お客様のファッションや持ち物を見て、どんなものが好きかなどリサーチするそうです。
お客様との会話の中で、お客様の情報を得て、ヘアスタイルも考えたりするとか。
美容師さんとは、情報共有しておくと、自分に合ったヘアスタイルにしてもらいやすくなりますね。
提案もしてもらえたり。
今回の美容院は、通い始めてまだ間がないので、上手く情報共有ができておらず…
ヘアカラーが結構明るくなってしまいました。
さらにちょっと、子どもっぽいかな??
いつもはスーツやタイトスカートが似合うような、セミナー講師っぽく、パリッとキリッとがイメージなのですが…。
お仕事を伝えておけばよかった~。
格好も家着で、プライベート空間が写りこんでいてちょっと恥ずかしい

さて、その美容院で、興味深かったのが、お客様と美容師さんの会話。
近くで、カットしていた男性客と美容師さん(Aさんとします)の会話が耳に入ってきました。
Aさん「大学、行くの?」
(結構、この部分デリケートな気がする…勇気あるなぁ。)
男性客「はい」
Aさん「バスケ、続けるの?」
男性客「いえ、もう…」
Aさん「もういいの?バスケ、疲れた?」
男性客「あ、はい」
その後も、Aさんからは、質問が男性客に投げかけられ、男性客は、ほとんど「はい」「いいえ」
そして、質問のネタがなくなったのか、無言。
これは、話が膨らまない質問の仕方。
一方、私を担当してくださった美容師さん(Bさんとします)。
「今日は、なんでこのスタイルを選んだの?」
さすがベテランだな~。
さっきのAさんなら、「このスタイル好きなの?」と聞いていたかも。
違い、分かりますか?
Aさんの質問の答えは、「Yes]もしくは「No」しかありません。
Bさんの質問の答えは、答えが無限にあります。
Aさんのように、Yes,Noだけしか答えがないものは、そこで大抵、話が終わります。
なのでAさんは、一生懸命新しい質問を考えなくてはいけないのです。
その会話の量や、苦労の割に得られる情報量は少なく、お客様との信頼関係も築きにくい。
Bさんは、たった一つの質問で、話が大きく膨らみ、相手について様々な情報を得られます。
価値観、考え方、好み、家族構成までわかるかも。
いろんなことを話せたお客様も大満足。
この質問の仕方、それぞれクローズドクエスチョン(Aさん)とオープンクエスチョン(Bさん)と言います。
そのままですね。
閉じる・開く。
ちなみにどっちがいい、悪いはなく、使い分けです。
クローズドクエスチョンは、相手が答えやすいというメリットがあります。
質問側の欲しい情報がすぐ得られます。
「夕飯、どんな感じのものが食べたい?」という質問より、
「夕飯、肉、魚、どっちがいい?」の方が考えやすいし、答えが早い!
ちなみに、コーチングでは、オープンクエスチョンが多く使われます。
相手に考えさせたいとき、話を膨らませて、相手のことを知りたいとき、意識して使ってみると会話の質が変わりますよ。
もちろん、クローズドも使います。
目的によって使い分けています。
Posted by かおり at 12:00│Comments(0)
│質問の力