2015年02月12日
他人に振り回されている人をコーチする
こんにちは。
若林かおりです。
会社勤めのAさんの最近の悩み
この後輩(Bさんとします)は、
なんでこんなに仕事ができないんだろう?
教えても教えてもどうして覚えてくれないのだろう?
なぜそんなにやる気がないのだろう?
確かに、具体的な事例をお聞きすると、いやいや、それは大変な人ですね~なんて思います。
こういう時に、聞き手はあまりにAさんの話に共感しすぎて、話の内容が、「Bさんをどうするか?」という話になったりします。
Bさんをどうするか?
というのは、Bさんをどう変えていくか。という話のこと。
でも、基本、他人を変えることはできません。
また、コーチングセッション内で、いくらBさんを変えるための話をしたところで、Bさんを変えることはできません。
会話の中で、その場にいない第3者を扱うと、堂々巡りになりがち。
共感できちゃう話であればあるほど陥りやすいこの『堂々巡り』
「聞く」力がないと簡単に入り込んじゃいます。

コーチングでは、(おそらくカウンセリングでも)
例え、話題が第3者のことでも、コーチが扱うのは、とにかくAさん。
Aさんが、Bさんに対して何ができるのか?
Aさんは、Bさんに対してどんな気持ちで、どんな希望を持っているのか?
Aさんの本音は、何だろうか?
とにかくAさんの事。
Aさんに焦点を当ててお話を聞き、質問をします。
その状況の中でAさんが自分の軸を持って、最善を尽くせること、振り回されない力をつけさせるのがコーチの役目。
だって、他人は、コントロールできませんから。
そうそう、コントロールしようとすることがまず振り回される原因ですからね。
Posted by かおり at 12:00│Comments(0)
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