2015年04月02日

Webデザイナーさんも『聞く』を鍛えてほしい


こんばんは。

若林かおりです。


着々と、法人化に向けて準備が進んでいます。

今年初開催となる、
コーチングコミュニケーション力養成講座も日程が決まり、
後は、しっかりと告知をし、必要としている人に届けたいと思います。

しかしながら…


コーチング、いいよ!いいよ!!

と言いながら、具体的にコーチングを身に付けるとどんないいことがあるのか、
あまり、書いていませんでした。

少しずつ書いていこうと思います。


コーチングを学び、身に付けると、

まず、『聞く力』がものすごくアップします。


傾聴…ですね。


どんな場面でも、これができると素晴らしい成果が得られると思いますが、

今日は、お客様と接する機会のあるお仕事をされる方のケースで考えてみます。





カウンセラーさんでも、セミナー講師でも、セラピストさんでも、

この聞く力は絶対持っておいてほしい。


先日、Webデザイナーさんとお話をしました。

コーチングにとても興味を持ってくださっていました。

なぜかというと、デザインって、相手の中のイメージをいかに引き出すかが勝負。

「もし、コーチングを身に付けることができたら…」

と、おっしゃっていました。


うん、私もコーチングを身に付けたデザイナーさんがいたら、そこでお願いしたい!!


私も、結構多くのデザイナーさんとやり取りしてきていますから、

デザイナーさんのコミュニケーション力が必須というのは、

身を持って感じています。



ある思い込みの強いデザイナーさんとの時は、


「もー、頼むから!頼むから、コミュニケーションを学んでくれ!!」と思いました(笑)


また、別のデザイナーさんの時は、

やり取りの中で、なかなかうまく伝わらず、

相手がイライラしているのがわかり…

「しっかりイメージを伝えられない私が悪いんだ…」と、

なんだか、申し訳ない気持ちになってしまいました。


相手が今どんな状況で、

何を考えているのか、


相手に寄り添って聞くことって、
なかなかできないのね。


デザイナーさんで言うと、彼らの中の常識があって、

それをわからない私たちの気持ちがなかなか汲めない(っぽい)


なかなか話が進まないお客様が、

どこでどうつまづいているのか、聞けない。

聞けたら、相手のニーズを素早く察知でき、

早くより良いものが作れそうです。

これはデザイナーさんの例。


ほかにも、普段お客様と接する機会の多い方は、

相手のニーズをいち早くキャッチできる『聞く』!


コミュニケーションにコーチングスキルを取り入れることで、

お客様と、より信頼関係を築くことができ、

あなたの商品、サービスへの満足度が上がります。













  
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Posted by かおり at 21:43Comments(0)深く聞く

2015年02月12日

他人に振り回されている人をコーチする


こんにちは。

若林かおりです。


会社勤めのAさんの最近の悩み

この後輩(Bさんとします)は、

なんでこんなに仕事ができないんだろう?

教えても教えてもどうして覚えてくれないのだろう?

なぜそんなにやる気がないのだろう?


確かに、具体的な事例をお聞きすると、いやいや、それは大変な人ですね~なんて思います。


こういう時に、聞き手はあまりにAさんの話に共感しすぎて、話の内容が、「Bさんをどうするか?」という話になったりします。


Bさんをどうするか?

というのは、Bさんをどう変えていくか。という話のこと。


でも、基本、他人を変えることはできません。


また、コーチングセッション内で、いくらBさんを変えるための話をしたところで、Bさんを変えることはできません。


会話の中で、その場にいない第3者を扱うと、堂々巡りになりがち。


共感できちゃう話であればあるほど陥りやすいこの『堂々巡り』


「聞く」力がないと簡単に入り込んじゃいます。



コーチングでは、(おそらくカウンセリングでも)

例え、話題が第3者のことでも、コーチが扱うのは、とにかくAさん。


Aさんが、Bさんに対して何ができるのか?

Aさんは、Bさんに対してどんな気持ちで、どんな希望を持っているのか?

Aさんの本音は、何だろうか?


とにかくAさんの事。

Aさんに焦点を当ててお話を聞き、質問をします。


その状況の中でAさんが自分の軸を持って、最善を尽くせること、振り回されない力をつけさせるのがコーチの役目。

だって、他人は、コントロールできませんから。

そうそう、コントロールしようとすることがまず振り回される原因ですからね。














  
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Posted by かおり at 12:00Comments(0)深く聞く

2015年02月05日

その言葉って、大事なキーワードです



こんにちは。

若林かおりです。


セッション内で繰り返す言葉は、本人はあまり気が付いていないけれど

大事なキーワードだったりします。


仕事と育児の両立で悩む女性とお話ししていた時に、しきりに


「子ども優先」という言葉が出てきました。


何より子ども優先ですから

いざという時は、子ども優先で。

子ども優先だけど…


等々、やたらと出てきます。

「子ども優先って、何度も言っていますね」ときいてみると、話が止まりました。


そこから話が核心に迫り、その方にとって、子ども優先という言葉がブレーキになっていることがわかりました。

子ども優先であるべきという周りの目や、自分に課していたこと事と、自分の本音がズレていたのですね。


また別の方

ある営業の方にコーチをしていたとき

その方も、やたらと「信頼関係」というので、聞きました。

「信頼関係ばかり言っていますね。」

すると、「信頼関係」が気になっている自分に気が付いて、なんでだろう?と考えていました。

信頼関係がないと、商品は売れない

と、思っていて、自分を信頼してもらう事ばかりに気を取られていた…

と、気が付いたそうです。



その人から出てくる言葉というものは、いろんな情報が含まれています。


特に繰り返す言葉は、その人が、こだわっているものや、気になっていること、そうすべきだろうことなどが出てきます。


そういう時というのは、物事を一方からしか見ていないことが多く、偏っていることがありますから、


コーチはそこを聞き取り、すかさずフィードバック(本人にそのままお伝えすること)!



すると、相手は、自分の思考がどこでグルグルしてるのか気が付け、抜け出すこともできます。


やたらと「成果」と言っている

やたらと「信頼関係」と言っている

やたらと「安心」と言っている。

繰り返す言葉は、キーワードです。

  
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Posted by かおり at 12:40Comments(0)深く聞く

2015年01月29日

その不満って本当なの?

こんにちは

若林かおりです。


先日、会社員である方とお話をしました。


私と同じ年齢ですので、まぁまぁ、部下もいるようです。


「やっぱり、みんな上司に不満があるものだね。」

と、彼。


コーチの耳で聞いていると気になるワードが多々。




「みんな」って誰よ?(笑)

ちょっとだけ聞いてみると、みんな・・・というのは、ある一人を指していました。


で、そのある一人であるA君。

どんな不満があるか聞いてみると、


とにかく、上司の仕事の要領が悪いことが気に食わないらしい。


要領が悪いの?

と聞いてみると、

「けっこう、放置気味な上司なんだよね。そこが嫌みたい。」


放置=要領が悪い

A君の中では、そうなるようですね。

いろいろA君の想いについて聞きたいことがありながら、思うことは・・・


A君は、上司にもっと相手にしてほしいのかな。

もっと会話をしたいのかな。

なんて思う。

もちろん、私が直接A君の話を聞いたわけではないので、わかりませんが。


人って、相手や会社に対して、給料が少ないとか、条件が悪いとか、相手のこんなところが嫌、あんなところが嫌と、それらしい理由を言いますけど・・・

結局、感情的な部分が満たされていない場合が多いですね。


もっと、かまってほしい。

もっと、会話して、仕事をしたい。

自分をもっと知ってほしい!


結局・・・コミュニケーション不足。


口に出している不満と、本当に求めているところ、ここをはき違えると、いつまでも平行線。


相手が言葉にしている以外の部分を聞き取ること。

部下を抱える上司には、コーチングがあると、部下との関係が良くなるだろうな~、苦労が減るだろうな、と、思うお話しでした。
  
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Posted by かおり at 12:00Comments(0)深く聞く